文学の凝縮、アイドルの拡散

7.久保史緒里さんの活動休止について

  先ほど、乃木坂46の久保史緒里さんの全国ツアー全公演欠席、及び次回シングル等の活動休止が発表されましたね。

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公式ブログより

 ちょうど今日、6th yearバースデーライブの久保史緒里さんの推しタオルが届いたところだったのですが…笑

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6thバスラの個別マフラータオル

 まあ何を隠そう私は久保ちゃんのことが好きで、以前久保ちゃん(に対して文学的想像力を多分に働かせて生み出した何か)をモチーフにした小説を書いて、第一回仙台短編文学賞に応募したりしました(受賞とはなりませんでした、言うまでもなくこの結果は久保ちゃんの魅力をおとしめるものではなく、ひとえに私の筆力不足です)。

 

 あと数ヶ月前、就活の関係でSPI試験を受けることになって、会場の予約をもたもたしていたら御茶ノ水会場がすべて埋まってしまい、しかたなく往復2万円の交通費をはたいて仙台会場に受験しに行く、ということがありました。

 しかし、やはり出発前になると、たかがSPIのためだけに2万円使うのは馬鹿らしい、なぜもっと早く予約しなかったんだ、と心から情けない気持ちになってきました。

 かといって受けないわけにもいかないので、当日の朝8時ごろまで悶々としていたのですが、そこで私は、

「いやこれは久保ちゃんの足跡を辿る旅なのだ」

コペルニクス的転回を行いました(ご存知の通り、仙台は久保ちゃんの出身地に他なりません)。

 そして、「乃木坂46 久保史緒里の宮城・仙台 旅しおり」という、久保ちゃんが菓匠三全萩の月などを製造している会社)とタイアップして、仙台の観光地を紹介する動画(Youtubeで約10バージョンほど公開されている)を何周も鑑賞しました。


「乃木坂46 久保史緒里の宮城・仙台 旅しおり」8月 仙台城 篇

 そのおかげで、日帰りでしたが、松島まで足を伸ばしたり、雪の降り積もった坂道を登って伊達政宗像を拝んだり、その都度、旅しおり動画の久保ちゃんの姿が無意識にオーバーラップしながら、私はいわく名状しがたい充足感に包まれることができたのです。

 

 久保ちゃんの活動休止に関しては、無論一介のファンである私は、所詮文学的憶測を並べ立てることしかできませんし、まあそういうのが逆に私の生きる糧になったり小説執筆の源泉になったりするので、それはそれで悪くない、という風に捉えなおすこともできたりします…。

 とは言っても、乃木坂46に対して約5年間いわゆる「在宅オタク」をやっていて、ひょんなことから、ついにライブに初参戦することになった身としては(真夏の全国ツアー2018の神宮と仙台に参戦予定です)、久保ちゃんの不在は、もっとも純粋な意味で、悲しいことです…。

 

 普段は純文学の書評もどきみたいな記事ばかり書いていますが、今回いきなりアイドルについて滔々と語ってしまい、多少気持ち悪かった(?)かもしれません。

 今回の件については、早く戻ってきてほしい、とも思うわけでもないのですが、なんというか、やっぱり自分は久保ちゃんが好きだなあ、と思いました(気持ち悪い)。