文学の凝縮、アイドルの拡散

2019-05-24から1日間の記事一覧

94.金井美恵子『愛の生活』

金井美恵子が20歳のときに書いた処女作で、第3回太宰治賞の最終候補(1967)。 こういう作品にたいする向き合い方というのはむずかしい。最近よんだ伊藤比呂美『ラニーニャ』もそうだが、物語の輪郭が薄く、ふうがわりな言葉の運び方、センテンスのつなぎ方…