文学の凝縮、アイドルの拡散

2019-02-09から1日間の記事一覧

72.羽田圭介『メタモルフォシス』〜マゾヒストな証券マンの話

中村文則氏が某ネット記事のインタビューで、本作を読んだとき初めて自分より年下の男性作家ですごいと思うやつが現れた、と述べていたため手に取った。 まずもって、SM風俗の人道を逸した肉体的苦痛をともなう調教プレイ、詐欺まがいの手練手管を用いて老人…