2010年公開、吉田修一原作の、シェアハウスしている若者たちの近いようでいて少し距離のある、なんとなく不気味な人間関係を描いた作品です。
吉田修一原作とだけあって、流行りの役者勢揃いという感じのキャストでありながら、ポップさをまといつつもじっと小さいものを積み重ねて名状しがたい何かを浮き上がらせようとしているような、いい感じの雰囲気が通底していました。
ただ、みんなが長時間静止してじっと目線をよこし窓からカメラが引いていくラストシーンは、わざとらしすぎるなと思いました。
あと、特典映像の、監督がシェアハウスのキャスト5人と作品について語り合ってる映像は、なんともいえない残念さがあった、、、笑