映画はずっと駅前のTSUTAYAで旧作200円を借りていたのですが、近くのGEOでは旧作100円ということで、最近はもっぱらGEOを利用するようになりました。
本作は2007年公開のルーマニア映画で、パルム・ドールを獲っているようです。
独裁政権下のルーマニアを舞台に、大学の女子寮にクラス主人公が、ルームメイトの違法中絶手術の手伝いをする、という話です。
洋画の社会派コーナーを物色していたとき本映画を見つけ、パッケージのすみにパルム・ドール受賞作品と書いていました。
ルーマニアの社会派映画でパルム・ドールを受賞しているという時点で、もうみざるをえませんでした。
知らない世界に対する一定の接触感が得られるため、外国の社会派映画をみることは最低限の充実を保証してくれます。
これは私にとっては重要なことです。
本映画もまず前提としてそういうよさがあります。
そして映画そのもの、登場人物の会話の間合いであったり、風景の重量感もなんかいい感じでした。
あとワンシーンワンシーンが長いのが特徴ですね。
特に印象に残っているシーンは、主人公の彼氏の家のホームパーティーで親や親戚が食卓をかこんでしゃべっているシーン。
以上です。